Títulos en Reportajes y artículos
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高橋御山人の百社巡礼/其之十六 島根・奥出雲 八岐大蛇と製鉄神 トーテムの物語
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 28 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
島根県南東部、中国山地沿いの奥出雲地方は、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)神話の舞台。 鳥取県境の船通山は、高天原を追放されたスサノオノミコトが降臨した山とされる。 山中の鳥上滝は、出雲一の大河・斐伊川の源流で、八岐大蛇の棲み処だったと伝わる。 八岐大蛇の神話には様々な解釈があるが、その一つが「治水神話」である。 暴れ川である斐伊川を見事に治めたのが、スサノオノミコトだというのだ。 蛇や龍は、世界中の神話で水を司るものとされている。 「製鉄神話」や「征服神話」とする説もある。八岐大蛇の尻尾から、三種の神器の一つ、 天叢雲剣が出るが、これは当地の土着民を降し、鉄資源と生産を得た物語なのだという。 中央で編纂された記紀神話にある八岐大蛇退治も、出雲で編纂された風土記にはない。 これは、征服者に魔物とされた存在も、被征服者にとっては祖神であるからともいう。 さて、奥出雲地方は、古より製鉄の盛んな土地で、今もたたら製鉄を行う場所がある。 「金屋子神(かなやごかみ)」を祀る神社の総本宮、金屋子神社もあり、 全国の鉄山師の信仰を集めた。今も境内に数多くの鉄滓が置かれている。 金屋子神は、死の穢れを好むなど、通常の神道の常識とは大きく異なる信仰を持つ。 片目・片足の神や魔物などは、過酷な製鉄に従事し障害を負った民が、 ...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十六 島根・奥出雲 八岐大蛇と製鉄神 トーテムの物語
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 28 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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高橋御山人の百社巡礼/其之十五 奈良・飛鳥 文化揺籃の地の 巨石と性の信仰
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
奈良県の飛鳥地方は、古代に都が置かれた、日本文化揺籃の地。 そこは、著名な石舞台古墳をはじめ、数多くの巨石構造物が残る地でもある。 それらのうちの幾つかは、大洪水の伝承や、ゾロアスター教の拝火台説など、 使途不明で、奇妙な言い伝えが残る、謎に包まれたものも少なくない。 そんな飛鳥の中心地に「飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)」が鎮座する。 飛鳥に都が置かれる以前から当地に鎮座する、出雲系の極めて古い神社であるが、 境内には数多くの男根と女陰の形の石が祀られており、飛鳥巨石文化の一部を成す。 この神社に伝わる「お田植祭(おんだまつり)」も、奇祭として知られる。 豊作と子孫繁栄を祈るこの神事では、天狗とオカメが性行為の踊りを奉納する。 現代では、前近代的な奇習としてばかり注目されがちなこういった文化も、 かつては家や村落の存続を賭けた、真摯な祈りが込められたものであった。 何となれば「子作り」は、現代においても、人工授精・体外受精など、 先端科学の粋を集めてでも成し遂げたいと願う人々も少なくない、 「自然の神秘」に左右される、困難で切実な事象だからだ。 近代以前の、生存率の低い社会にあっては、「子作り」はまさに神頼みであった。 子のない夫婦が神に祈って超人的な子を授かるのは、民話の定番でもあるし、 ...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十五 奈良・飛鳥 文化揺籃の地の 巨石と性の信仰
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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高橋御山人の百社巡礼/其之十 長野・鬼無里 鬼女紅葉の里 古の巫女の残り香
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
長野県最北部の谷あい、長野市鬼無里に鎮座する加茂神社。 都より流されて来た「鬼女紅葉」が、京を偲んで建てたとされる。 彼女は能「紅葉狩」に登場する美女で、鬼無里の隣、戸隠の岩屋に住んだという。 伝説では、盗賊達の首領となり、朝廷の将軍と妖術をもって戦い、討たれたといい、 悪の親玉、まさに鬼女のなのだが、鬼無里には全く違った伝承がある。 ●都から流されて来た紅葉は、京の文化を鬼無里へもたらした ●呪術に長けた紅葉は、その力で村人の病気を治した ●紅葉が都を偲んで付けた、京にちなんだ地名が、多数残っている ●紅葉が住んだ家は「内裏屋敷」と呼ばれ、今に至るまで慕われて来た 鬼無里には、鬼女紅葉伝説以外にも、不思議な伝説が数多く伝わる。 その中でも出色なのが「遷都伝説」。日本書紀に、天武天皇の信濃遷都計画が載るが、 それを伝える地名が数多く残り、その悉くが鬼女紅葉由来の地名と重複する。 さらに、県内近隣には、紅葉という名の山姥が子の金太郎を育てたという山も。 山姥とは、山に住む女性シャーマンとの指摘もある。鬼女紅葉とは、何者なのか。 ○天鈿女命や卑弥呼、土蜘蛛など、古代日本の宗教では神懸る巫女が重要視された ○女性シャーマンの系譜は、漂泊の巫女、芸能者、遊女へと受け継がれた ○呪術を駆使し漂泊の芸能者でもある紅葉は女性シャーマンそのもの ...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十 長野・鬼無里 鬼女紅葉の里 古の巫女の残り香
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 15-05-18
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どくとるマンボウ航海記 オーディオブック版第2集
- De: 北 杜夫
- Narrado por: 相原 麻理衣
- Japonés
- Duración: Menos de 1 minuto
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
新潮文庫刊 北杜夫:著 『どくとるマンボウ航海記』(ISBN 4101131031)より表題作「どくとるマンボウ航海記」をオーディオブック化。第2集ではマラッカ海峡からインド洋へ、タカリ、愛国者たむろすスエズ、ドクトル、閑中忙あり、アフリカ沖にマグロを追う、までを約1時間半で朗読しました。昭和30年代前半、水産庁の漁業調査船に船医として乗り込んだ若き精神科医・マンボウ先生の、世界漫遊5ヶ月間の珍道中。航海中の生活、アジア、アフリカ、ヨーロッパの寄港地で出くわす事件や珍事、人々との珍妙なやりとり。思わずふきだすエピソードや、豊かな教養に裏打ちされた卓抜な文明批評が、マンボウ先生独特の変な造語やユーモアたっぷりの文章で、縦横無尽に描き出されます。青春のパワーと好奇心、型破りで自由な精神が横溢する抱腹絶倒旅行記の傑作!(C)新潮社(C)ことのは出版 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
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どくとるマンボウ航海記 オーディオブック版第2集
- Narrado por: 相原 麻理衣
- Japonés
- Duración: Menos de 1 minuto
- Fecha de lanzamiento: 16-06-15
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高橋御山人の百社巡礼/其之四拾参 熊本・五家荘 菅家、平家 千年の執念
- 熊本の秘境・五家荘 菅原道真と平家の末裔 執念深く再興を夢見る、武装する落人の里
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- Japonés
- Duración: 30 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
熊本県南東部の五家荘は、険しい山に囲まれた秘境。壇ノ浦で敗れた平家が落ち延び隠れ住んだが、源頼朝の命を受けた那須与一の息子・小太郎が、追討にやって来た。それを知った鬼山御前なる平家の女官は、仲間を討たせまいと、何とか小太郎を引き留める。彼女は元の名を玉虫御前といい、那須与一が屋島で射た扇を、舟上で用意した女官であった。やがて二人は結ばれてここで暮らし、その子孫の那須家は今も続いている。彼女を祀る神社もあり、巨乳で乳の出も良かったという伝承により、乳の神として崇められている。また、五家荘という地名の由来は、五つの集落にそれぞれの庄屋がいるためで、うち三つが平家の子孫を名乗る。残り二つは、菅原道真の子孫という。藤原時平の讒言により左遷された道真は、大宰府で憤死したが、復讐を恐れた時平は二人の子らを討とうとした為、五家荘へ逃れ土着したと伝わる。こうして「落人の隠れ里」となった五家荘だが、やがて人口が増えて食糧が不足し、隠れ住むのも限界となり、武力で名を馳せた阿蘇大宮司家へ同盟を申し出て、武装化する。一般には戦を忘れて平和に暮らしたというイメージのある「落人の里」だが、実際には武装し、血筋の尊さを伝え、いつか再興する事を夢見続けた、覇気と執念に満ちた集落なのだ。「落人」の実態に迫り、その現代的意義を考える。
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高橋御山人の百社巡礼/其之四拾参 熊本・五家荘 菅家、平家 千年の執念
- 熊本の秘境・五家荘 菅原道真と平家の末裔 執念深く再興を夢見る、武装する落人の里
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- Japonés
- Duración: 30 mins
- Fecha de lanzamiento: 16-05-18
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高橋御山人の百社巡礼/其之十一 愛媛・石鎚山 西日本最高峰に 究極の天狗あり
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 26 mins
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
愛媛県に聳える西日本最高峰・石鎚山は、西日本最高峰。 古くから修験の聖地であり、「日本七霊山」の一つとして称えられるこの山は、 修験道の開祖・役小角によって開かれたという。 それだけでなく、役小角は「法起坊」なる大天狗となって、この山に住まうという。 天狗は修験の山につきものだが、修験の開祖自身が天狗となった法起坊は、 日本の数ある天狗の中でも別格とされる。 石鎚山の天狗信仰は深く、険しいこの山の内でも特に険しい、 切り立った断崖の上に聳える頂上の岩山は、その名も「天狗岳」という。 登っていると宙を飛んでいるかのような錯覚に見舞われる天狗岳は、 呪法により空を飛んだと伝えられる役小角が天狗となった山にふさわしい。 登山道には、太く長い鎖を伝って、垂直に近い高い崖をよじ登る箇所もある。 素人が登れば、心臓も苦しくなり、途中で休んでも、上も断崖下も断崖、 進むも退くもままならず、鎖の道を選んだことを後悔させれるが、結局進むしかない。 まるで人生そのもののようなこの鎖場に、修験の真髄を垣間見る。 今も修験の聖地として西日本一円の信仰を集める石鎚山の神を祀るのが、 麓から頂上まで幾つかの社殿を持つ石鎚神社だが、 神社神道の枠内だけでは納まり切れず、 「石鎚本教」なる修験を実践する宗教団体を立て、海外にまで分社を建てている。...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十一 愛媛・石鎚山 西日本最高峰に 究極の天狗あり
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 26 mins
- Fecha de lanzamiento: 15-05-18
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高橋御山人の百社巡礼/其之九 大和から土佐へ 一言主神の流竄と 呪術家賀茂氏
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 27 mins
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
高知市に鎮座する土佐一宮・土佐神社。祭神は一言主神・アジスキタヒコネノ神。 高知県南西部・黒潮町の沿岸の加茂神社より遷ったともいわれるが、 元々は、大和・葛城より、流刑されてここにたどり着いたのだという。 その話は古文献に載っているが、書物によって内容が大きく異なる。 ○続日本紀では、雄略天皇の怒りに触れ流刑に処せられる ○より古い日本書紀では、天皇と対等の立場で、ともに狩りを楽しむ ○最古の書物・古事記では、天皇が一言主神に畏れ畏まる ○続日本紀より新しい日本霊異記では、修験道の開祖・役小角に使役される 時を追うごとに著しく零落していく一言主神。 この話の舞台である葛城には、今も一言主神社と、 アジスキタヒコネノ神を祀る、全国加茂神社の総本社・高鴨神社が鎮座する。 そしてそこは、これらの神を崇める、古代豪族賀茂氏の根拠地だった。 ●役小角や安倍晴明の師・賀茂保憲など数々の陰陽師を輩出した呪術家の一族 ●全国に展開し「カモ(賀茂・加茂・鴨等)」の地名や神社を各地に残した ●高鴨神社より登った山裾には「高天原」と神武天皇に討たれた土蜘蛛の塚も ●一言主神社にも土蜘蛛の塚があり、能の題材となっている 流刑された神を祀り、歴史に名を残す呪術師を幾人も輩出し、 全国に広がって、「まつろわぬ民」土蜘蛛との深い関係も見出せる、 ...
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高橋御山人の百社巡礼/其之九 大和から土佐へ 一言主神の流竄と 呪術家賀茂氏
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 27 mins
- Fecha de lanzamiento: 16-05-18
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高橋御山人の百社巡礼/其の二 宮城・秋田 古代東北のまつろわぬ信仰
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 48 mins
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
大学卒業前、御山人が青春18きっぷ片手に、一人で行った東北旅行。 困難に満ちた道程を経てたどり着いたのは、多賀城・アラハバキ神社。 かつて「東北に朝廷に対抗する古代王国があった」とする内容で、 偽書騒動を巻き起こしたアラハバキ神とは何なのか?改めてその謎を掘り下げる。 ○手足の長い「まつろわぬ民」の荒ぶる魂 ○陸羽東線沿線にも篤く信仰されるアラハバキ神社が ○国譲りに納得出来ず?!三河の荒ぶる大国主命 ○怨み荒ぶるのは大陸的か それを鎮めて習合した日本の信仰 卒業旅行二日目は、冬の奥羽山脈を越え、秋田県へ。 後三年の役の古戦場で、腰まで雪に埋もれつつ訪ねたのは、 蘇我氏に滅ぼされた古代豪族・物部氏の末裔が守って来た唐松神社。 そこに満ちた数々の謎に挑む。 ●堀を巡らした三角錐の石積みの上に建つ社殿 ●神社の古文書には、物部氏の祖神が鳥海山に降臨し、出羽こそ物部の故郷と ●仏教を拒否して追われた神道を奉じる物部の「物」とは物の怪の「物」 ●「まつろわぬ民」と血縁を持ち、「韓をまつろわせた」物部氏 そして、「まつろう」「まつろわぬ」ことの現代的解釈や意義をも問います。 流行に「まつろう」ことなく、孤高の旅の中で見出したものとは。 語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰
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高橋御山人の百社巡礼/其の二 宮城・秋田 古代東北のまつろわぬ信仰
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 48 mins
- Fecha de lanzamiento: 16-05-18
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高橋御山人の百社巡礼/其之十八 セックスから神社を読み解く(特別対談後編)
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 31 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
根源的な宗教、信仰では、シャーマンによる神憑りが重視され、 神が己の内に入る神憑りは、セックスと極めて近い性質があるものとされた。 さればこそ、巫女やシャーマンの多くは女性なのである。 即ち、女性には神性があると、古来より考えられて来た。 一方、神社には女性の巫女に対し、男性の神主がいる。 洋の東西を問わず、シャーマンが女性であるのに対し、聖職者の主体は男性だ。 これは、シャーマンを重視する古代のカオスな信仰が、 文明的な、秩序立ったコスモスの宗教へと変化していった結果である。 日本においては、卑弥呼のようなシャーマンの信仰が、律令制の施行を経て、 当時の先進国である隋・唐から見て文明的ととらえ得る、秩序立った宗教へ変化する。 現代まで続く神主の服制が、平安時代の官吏の服制に準ずることもそれを物語る。 しかし、そこからはみ出した卑弥呼的シャーマンの継承者達もいた。 体制に「まつろわぬ」人々が、「歩き巫女」のような漂泊のシャーマンであり、 津軽のイタコや吉備津のアゾメは、現代まで残った彼女達の末裔である。 伝承の「土蜘蛛」や「鬼女紅葉」等、シャーマン的女性には「まつろわぬ」風があるが、 それはカオスで根源的な神との一体化を司る女性シャーマンが、 秩序立った文明的男性の宗教に「まつろわぬ」からだ。 神とは不条理である。だからこそ信仰される。理屈の通じない、不条理な自然に対し、...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十八 セックスから神社を読み解く(特別対談後編)
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 31 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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高橋御山人の百社巡礼/其之弐拾弐 三重・志摩 まつろわぬ別宮 伊勢の深層
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
平成25年に式年遷宮が行われた、伊勢の神宮。それが内宮・外宮より成ることは一般にも知られているが、その他に多くの別宮・摂末所管社があり、全て合わせると125社となる。由来は様々だが、その多くは、神宮創祀の際、地元の神が従って、神宮に土地の譲渡や貢納を約束する話となっている。その別宮の一つ伊雑宮が、志摩市に鎮座する。この伊雑宮は、伊勢から離れたリアス式海岸に近いという地理的条件もあって、別宮の一つでありながら、独立的傾向が強かった。明治の神仏分離を経てもなお、北極星の信仰に関わる祭祀が続けられ、江戸時代には、伊雑宮こそが神宮の発祥、中心であるという偽書の発行に関わり、幕府より弾圧を受けるという「まつろわぬ」歴史もある。そもそも伊勢とは、神話の時代に遡れば「まつろわぬ」土地だった。また、中世においても「まつろわぬ」ものの噴出する土地であった。朝廷、国家の宗教的中心地に、なぜ「まつろわぬ」要素があるのか。事象の「裏側」から見た、伊勢というものの深層を掘り下げる。語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰
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高橋御山人の百社巡礼/其之弐拾弐 三重・志摩 まつろわぬ別宮 伊勢の深層
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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高橋御山人の百社巡礼/其之十七 セックスから神社を読み解く(特別対談前編)
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 31 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
日本に限らず、世界中で「宗教」と言えば、性欲を抑制し、遠ざけるものだというのが、 現代社会における通念である。しかし、本当にそうなのだろうか?確かに日本の神社は厳粛、清浄を旨とし、神社に仕える巫女にも、処女性が求められる。 巫女に、古より処女性が求められたのは確かだ。しかし、それは巫女の一面でしかない。 特定の神社に所属せず、諸国を放浪した「歩き巫女」のような巫女もいたのである。 彼女らは祈祷や託宣を行いつつも、旅芸人や遊女を兼ねる事もあった。 なぜ、清浄さを求められる巫女が、遊女をも兼ねたのか。 それは古代の根源的な宗教、信仰が、シャーマンによる神憑りを重視するからだ。 神憑りとは神が己の肉体に入ることであり、セックスと極めて近い性質がある。 さればこそ、シャーマン、巫女は女性であることが多いのだ。 文明発祥地・古代メソポタミアの神殿には「神聖娼婦」がいたという。 洋の東西を問わず、神なるものの根源にはセックスがある。 また、「歩き巫女」がそうであったように、芸能との関連も注目される。 遊女の代名詞である「傀儡」は人形使いの芸能者であるし、 諸国を放浪した歌舞伎の始祖・出雲阿国は、巫女であったとも言うが、 幕府に禁止されるまで、歌舞伎は女性が踊り、ストリップ的要素が強かった。 天の岩戸神話のアメノウズメノミコトの踊りは、ストリップ以外の何物でもない。...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十七 セックスから神社を読み解く(特別対談前編)
- Narrado por: 高橋 御山人
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- Duración: 31 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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高橋御山人の百社巡礼/其之四拾四 栃木・那須 那須与一と九尾の狐 「三国一」の伝承地
- 「三国一の大妖怪」九尾の狐終焉の地は、「三国一の弓の名人」那須与一ゆかりの地
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
栃木県最北部の那須町には、那須湯本温泉があり、行楽地として賑わっている。その温泉の神として、古くから温泉神社が祀られている。源平屋島の戦いで、那須与一が、舟上の扇の的を射る際に祈った神でもあるという。その境内には、九尾稲荷神社もある。これは、那須に伝わる九尾の狐退治伝説に由来する。九尾の狐は、三千年に渡って転生を繰り返し、中国、インド、日本をまたにかけて悪行の限りを尽くしたという大妖怪であり、「封神演義」で有名な殷王朝最後の王・紂王を誑かした妃の妲己もその化身という。日本では、女官・玉藻前として鳥羽上皇の寵愛を受けるが、陰陽師・安倍泰成に正体を見破られて那須に逃げ、死闘の末に討たれる。しかし、その後巨石に変化し、毒気を噴いて、近付く生き物を殺したという。その石が、那須湯本の奥にある殺生石であり、一帯は温泉が湧き、硫化水素ガスが噴出して草木も生えない地獄地帯となっている。なお、玉藻前が討たれたという那須地方南東部の大田原市には、玉藻稲荷神社も建っている。その近隣には那須神社があり、ここもまた那須与一が扇の的を射る際に祈った神だという。彼は幼少の頃、この辺りに住んだと伝わる。那須地方は古より栄え、大田原には飛鳥時代の石碑をご神体とする神社もある。不可思議な伝承に彩られた、那須野の古跡を巡る旅話。
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高橋御山人の百社巡礼/其之四拾四 栃木・那須 那須与一と九尾の狐 「三国一」の伝承地
- 「三国一の大妖怪」九尾の狐終焉の地は、「三国一の弓の名人」那須与一ゆかりの地
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 15-05-18
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高橋御山人の百社巡礼/其の一 大阪・枚方 渡来人の地に眠るまつろわぬ民
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 40 mins
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
大阪府北東部、枚方市。 京都にも程近いこの土地は、 古代、渡来人達が根を下ろした土地だった。 その名残を留めるのが、市内の神社仏閣や遺跡。 ○滅亡した百済の王族を祀る、百済王神社。 ○広大な敷地が往時の栄華を偲ばせる、百済寺跡。 ○日本に漢字と儒教を伝えたという、王仁の墓。 ○地名からしてただならぬものが感じられる、九頭神廃寺。 そして、河内一宮・片埜神社の傍らには、 平安初期、朝廷に従わずに戦い続け、 征夷大将軍・坂上田村麻呂に討たれた、 古代東北の先住民・蝦夷の首領、アテルイの首塚が!なぜこんな場所にアテルイの首塚があるのか。 そこに秘められた謎を解き明かしていきます。 ●怨霊を鎮め、それを制御しパワーを得るという古代日本の呪術 ●これらを司るのが神社の重要な役割の一つ ●渡来人が東北で日本初の黄金を発見した ●蝦夷が鍛えた鉄の刀が日本刀のルーツ などなど、神社と古代史を巡る謎に迫ります。 語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰
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高橋御山人の百社巡礼/其の一 大阪・枚方 渡来人の地に眠るまつろわぬ民
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 40 mins
- Fecha de lanzamiento: 15-05-18
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高橋御山人の百社巡礼/其之七 高知・物部 「いざなぎ流」民間呪術の里
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
「八十八ヶ所」「犬神」など、宗教文化・呪術文化の強い四国。 そんな四国の一角、高知県北東部、徳島県との県境の山間に位置する物部村に、 呪術的色彩の濃い民間信仰「いざなぎ流」が伝わる。 神道、仏教、陰陽道、修験道等、日本の様々な宗教、呪術が混交し、 明治の神仏分離以前の中世的な宗教文化が残る「いざなぎ流」には様々な特徴がある。 ○自然の神々に対する強い「畏れ」の念があり、眷属・精霊をも大切にする ○亡くなった先祖の霊に諸国の霊場を巡らせて、神へと昇格させる祭文 ○龍、花、鯛、人の顔など、バラエティに富んだ「アート」とも呼ぶべき形状の御幣 ○「式王子」など、陰陽道の「式神」に類似する儀式や概念 陰陽道を思わせる用語や儀礼の多い事は、以前から注目されている。 祖父が太夫(いざなぎ流の術師)であった物部村の女性は、 テレビドラマの陰陽師を見て、「祖父そっくり」と語った。 呪術が単なる儀礼として形骸化せず、意味を持ち続けて来たのも大きな特徴。 ●人を呪う「黒魔術」的な呪術も、いざなぎ流には伝えられている ●「黒魔術」の行使は禁忌だが、それを知らずして「白魔術」で力を発揮出来ないという ●大きな災いや神の祟りを防ぐため、力のある「黒魔術」を転用することもある ●川を挟んで太夫同士が呪術合戦を行い、水竜巻が起きたという伝承も ...
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高橋御山人の百社巡礼/其之七 高知・物部 「いざなぎ流」民間呪術の里
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 16-05-18
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高橋御山人の百社巡礼/其之弐拾壱 島根・松江 神々の法事 永遠の神在祭
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 28 mins
- Grabación original
-
General:
-
Narración:
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Historia:
島根の県庁所在地・松江市北部、島根半島の中程に、出雲国二宮・佐太神社が鎮座する。全国の神々が出雲に集う旧暦十月「神無月」も、出雲では「神在月」となり、出雲大社では「神在祭」が行われるが、ここ佐太神社にも、神々が集うと言われ、「神在祭」が行われる。佐太神社に神々が集う理由は、奥の山に神々の母・イザナミノミコトが葬られており、「法事」を行うためだという。その先触れを告げるのが、毎年秋になると海流に乗って出雲へやって来る海蛇「龍蛇様」だ。蛇は、世界中の伝承で、永遠の生命の象徴とされる。それは、男性器に似た形状に由来するという。男性器は子孫を生み出すものであり、それを通じて、過去の祖先と、未来の子孫に繋がっていると。それ故に永遠の象徴だと。その永遠の象徴たる「龍蛇様」が、あの世から祖先神を連れてきて、子孫の神々と再会する。それが毎年繰り返される。この繰り返しによって、永遠の時が紡がれる。それが神在祭なのだという。これは「死と再生」という、世界中の多くの宗教が中心に据えたテーマである。神々の国・出雲で、その真髄を見る。語り:高橋御山人 聞き役:盛池雄峰
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高橋御山人の百社巡礼/其之弐拾壱 島根・松江 神々の法事 永遠の神在祭
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 28 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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高橋御山人の百社巡礼/其之五拾四 越中富山 女の尻に鞭打つ神事
- SMは神事だった?! 松尾芭蕉も油断した?! 「越の大社」は女の尻に鞭を打つ!!
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Grabación original
-
General:
-
Narración:
-
Historia:
富山市郊外に鎮座する鵜坂神社は、二千年の昔、崇神天皇の頃、四道将軍の一人大彦命によって建てられたと伝わり、六国史や延喜式にも載る、「越の大社」と言われた古社である。越中国司時代に大伴家持も参拝し、近くの神通川で鵜飼を鑑賞、万葉集に歌も残している。行基が二十四堂伽藍を建立、白鳳期には真言宗鵜坂寺も建てられ、源義仲の挙兵により一時焼失するも、源頼朝が再建、明治の神仏分離まで神宮寺として栄えた。こうした長い歴史を持つ神社であるが、特筆すべきは、平安時代から行われていたという特殊神事「尻打祭」である。これは、女が一年の内に会った男の数を申告し、神主がその数だけ榊で女の尻を打つというものであった。元々は、正月に七草粥を炊いた薪で女性の尻を打つと健康な子が生まれるという、公家の遊びが伝わったものだったが、鎌倉時代には、既に女の性の乱れを戒める趣旨であったという。「尻打祭」は「日本五大奇祭」の一つに数えられ、平安歌人・源俊頼や、松尾芭蕉がこの神事を詠んでいる。しかし、この行事は近代社会には馴染みにくく、明治以降は雌馬で行われるようになり、第二次大戦以後は途絶えた。けれども、近代的観念と相容れない、「SM」すら彷彿とさせるこのような行事にこそ、神事の真髄が垣間見えるのである。奇祭の向こうに「近代的常識」の揺らぎを見る。
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高橋御山人の百社巡礼/其之五拾四 越中富山 女の尻に鞭打つ神事
- SMは神事だった?! 松尾芭蕉も油断した?! 「越の大社」は女の尻に鞭を打つ!!
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 01-11-15
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高橋御山人の百社巡礼/其之四 山形・秋田県境 鳥海山の荒ぶる「物忌」の神
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Versión íntegra
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General:
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Narración:
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Historia:
東北の日本海側に聳える二千メートル級の独立峰・鳥海山。 その神を祀る、ただならぬ名を持つ大物忌神社は、 出羽国一の宮であり、古くから朝廷に重んぜられて来た。 そこには、一体どんな背景があるのか。 ○鳥海山は、度々噴火を繰り返して来た活火山であった ○出羽の蝦夷は屈強で、なかなか朝廷に従わなかった ○火山と蝦夷、これら「荒ぶる」存在を鎮めるという意図があった ○手長足長という、「まつろわぬ民」を彷彿とさせる妖怪の伝承も 手長足長という妖怪は、羽前・羽後国境の有耶無耶関にあって人々を悩ませ、 大物忌神が天より火を降らせて滅ぼしたとも、慈覚大師が法力で退治したともいう。 この関を越えて行った松尾芭蕉は、松島と同じような象潟の風景に魅せられた。 多数の小島が浮かぶ象潟は、鳥海山の噴火に伴う地震によって隆起して陸地となった。 このほか、周辺の土地には、いくつもの注目すべき史跡や伝承がある。 ●麓の沿岸には、「なまはげ」で有名な男鹿と対になる、女鹿という地名がある ●女鹿の近くには、荒磯に刻まれた巨大な石仏群、羅漢岩が立ち並ぶ ●沖に浮かぶ飛島は、鳥海山の頭が飛んで行って出来たと伝わる ●その飛島には、小物忌神社が建ち、蝦夷が住んだという人骨の見つかった洞穴もある 万年雪の斜面を踏み越え、荒ぶる神の住む山に挑み、 ...
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高橋御山人の百社巡礼/其之四 山形・秋田県境 鳥海山の荒ぶる「物忌」の神
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 02-07-15
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高橋御山人の百社巡礼/其之十九 東京・青ヶ島 死と再生のシャーマンの島
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
東京より南へ358km、伊豆諸島有人島最南端の青ヶ島。 一番近い有人島の八丈島からでも、南に65km離れている絶海の孤島。 行政区分としては一島一村の青ヶ島村より成り、 人口約170人、日本で最も人口の少ない市区町村となっている。 島の周囲を絶壁のような山に取り囲まれた島で、船を泊める場所にも窮する。 八丈島からの定期船はあるが、接岸が難しく、就航率は6割程度。 八丈島からの1日1往復のヘリコプターが主たる交通手段。 昭和の30年代でも月に一度しか船が来ず、完全な自給自足社会であり、 赴任した小学教師が「明治時代に逆戻りだ」と逃げ出そうとした程だった。 また青ヶ島は火山島であり、島の内側はカルデラとなっている。 絶壁のような山が外輪山となって、カルデラの内部にさらに火山がある。 この火山が江戸時代に大噴火し、多くの犠牲者を出した。 生き残った全島民も八丈島で五十年に渡って避難生活を送った。 五十年後島民を率いて「還住」を果たした名主を、 柳田國男は「青ヶ島のモーセ」と讃えている。 こんな過酷な環境の青ヶ島には、それゆえに、古より特殊な信仰が伝わる。 あちこちに祠があり、御幣が立てられる青ヶ島は、「神の島」と呼ばれている。 島の巫女は、舞い踊るうちに神憑り、悪霊を祓い人々を癒すシャーマン、呪医だった。 島の総鎮守、大里神社では、鬼面の子が女面の母を蘇生させるという筋書きの...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十九 東京・青ヶ島 死と再生のシャーマンの島
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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高橋御山人の百社巡礼/其之四拾 不撓不屈!! 神代より続く紀伊の精神
- 神代より現代まで続く紀氏の祭祀と、驚くべき紀伊の「まつろわぬ」不屈の精神
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
和歌山市の日前・國懸神宮(ひのくま・くにかかすじんぐう)は、紀伊一宮。天照大神の天の岩戸隠れの際に作られた三種の神器の一つ・八咫鏡(やたのかがみ)に先立って作られた二枚の鏡を祀るとされ、日本書紀にも載る、非常に古く格式の高い神社である。その祭祀は、土佐日記の作者・紀貫之を輩出した古代豪族・紀氏により、神代より今に至るまで続けられている。その境内にある中言神社(なかごとじんじゃ)に祀られる名草姫命(なぐさひめのみこと)は、紀氏の祖神の一柱であるが、地元には、名草姫命は日本書紀において神武天皇に逆らい討たれたという、当地の首領・名草戸畔(なぐさとべ)のこととする伝承がある。「名草」とは、紀三井寺の建つ名草山に見られるように、当地の古名であり、「戸畔」とは、女性シャーマンを意味するという。名草戸畔は、討たれた後に首、胴、足の三つに分断されて葬られたとされ、それぞれの地に神社が建っている。頭を葬った地、海南市の小野田には宇賀部神社(うがべじんじゃ)が建つが、その地の名を負う小野田家からは、第二次大戦中フィリピンに赴き、三十年近く潜伏して帰還した、小野田寛郎(ひろお)氏が出ている。古代から現代へ続く紀州の「まつろわぬ」系譜を読み解く。
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高橋御山人の百社巡礼/其之四拾 不撓不屈!! 神代より続く紀伊の精神
- 神代より現代まで続く紀氏の祭祀と、驚くべき紀伊の「まつろわぬ」不屈の精神
- Narrado por: 高橋 御山人, 盛池 雄峰
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- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-06-15
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高橋御山人の百社巡礼/其之十四 青森・東北町 まつろわぬ象徴 「日本中央碑」
- De: 高橋 御山人
- Narrado por: 高橋 御山人
- Japonés
- Duración: 29 mins
- Grabación original
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General:
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Narración:
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Historia:
本州の北端近く、下北半島の付け根近くに位置する、青森県東北町。 ここには県内最古級の歴史を誇る、千曳(ちびき)神社がひっそりと鎮座する。 日本神話には「千曳の岩」というものが登場する。死した妻・イザナミを求め、 冥界へ下った夫・イザナギが、醜く変わり果てた妻から逃げて、 怒り追って来た妻を足止めする為、この世とあの世の境界に置いた岩である。 即ち、「魔」を入り込ませぬ為の境界防衛の岩であり、「塞の神」「道祖神」として、 村落の入口などを守る神として崇められた。千曳神社の神格も同様である。 ただし、この北辺の地にあっては、単なる村落の防衛が目的ではなかった。 ここは朝廷の勢力が辛うじて及ぶか及ばないかという地域であり、 蝦夷(えみし)を「魔」として、「魔」を祓い、朝廷を守る目的があった。 ゆえに、神社の創建は、征夷大将軍・坂上田村麻呂によるとされる。 そして、坂上田村麻呂がこの地に来て、「日本中央」と岩に刻んだという、 奇妙な伝説が、平安時代に生まれ、都の貴族らの歌に詠まれた。 その岩が、千曳神社の社殿の下に埋められていたというが、いつしか行方不明となる。 明治天皇の行幸時、政府の命令により捜索されるも見つからなかったその岩は、 戦後になってから、偶然発見され、今は近くの施設にて保存されている。...
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高橋御山人の百社巡礼/其之十四 青森・東北町 まつろわぬ象徴 「日本中央碑」
- Narrado por: 高橋 御山人
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- Duración: 29 mins
- Fecha de lanzamiento: 12-04-16
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