イビツナリ(歪形)7 ~鶸の夜~
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Narrado por:
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山口 綾子
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De:
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山口 綾子
Acerca de este título
可憐で、時に妖艶なその見た目からは想像だにしえないほど、情感豊かに語られる深く黒い闇の話の数々。
あなたの身の回りにもある、人知れず存在している数々のイビツに切り取られた風景に浸っていただきたい。
内容紹介
『霊感』(14分)
その女性には、霊感があった。ある晩、残業で帰りが遅くなった彼女は、雨が降りしきる中バスに乗車した。車内は空いていたため、後方の二人掛けの席に腰を下ろし、窓の向こうに見える暗い山道を眺めていた。すると、とあるバス停からカップルが一組乗車してきたのだが…霊感があるがゆえに、ある恐ろしいモノを目にしてしまった彼女は凍り付いた。手に汗握る戦慄のバス通勤が迎えた結末とは…。
『小説』(26分)
ゲンさんというその男性は昔、趣味でホラー小説を書いていた。賞金目当てに応募した雑誌の企画では、自作の小説を送ることになっていた。ネタとして頭に浮かんだのは、中学生の頃に体験したある出来事だ。夜のT字路で起こったそれは、不可思議な点のある謎めいた交通事故だった。体験をもとに小説を書き始めたゲンさんだったが…。過去に渦巻く謎が、想像を絶する恐怖とともに解き明かされる。
『撫で子』(20分)
松木さんという女性が通っていた小学校には、"なでこ"という不思議な少女が現れるというウワサがあった。ある日、「なでこを実際に見た」というクラスメイトの女子をからかった松木さんは、彼女を放課後の体育館に一人残して友達とともにその場を立ち去った。その後、松木さんが下校しようと廊下に出ると…。知っているウワサがホントになったとき、あなただけが知る真実が、そこにはあるのかもしれない。
他、収録作品
『夢の遊園地』(11分)
『ラベンダーの怪』(22分)
『空を飛ぶ夢』(18分)
©2021 Ayako Yamaguchi