桂文我 怪噺 二十一
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Narrado por:
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桂 文我
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De:
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桂 文我
Acerca de este título
スタジオ録音で「怪異談」を収録する作業は、毎月開催の猫間川寄席の会場となる、玉造・さんくすホールで行われていますが、収録が深夜に及ぶことも多くあり、録音作業の小野裕司氏の表情も鬼気迫り、背筋に冷たい物が走る時もありました。
還暦も越えた昨今、頭の中にあるネタは、出来るだけ、録音して、残して行きたいと思っていますので、ライブ録音でも、スタジオ録音でも、その場の怪異談を楽しんでいただければ幸いです。
「指南書」(26分)
二代目桂(文廼家)文之助が創作したと言われている、仏教落語の一つです。
心が迷っ た時、おみくじ・手相・顔相・字画等で、解決策を見つけたり。易者に自分の運勢は、わからないのでしょうか?
「狐の渡し」(きつねのわたし)(18分)
第二次世界大戦前に刊行された速記本に掲載されていますが、長年、高座で上演する者 は居ませんでした。
京都と大阪の間を流れる淀川の逸話だけに、上方落語の珍品として、今後も工夫を重ね、より良く仕上げて行く所存です。
「朝比奈」(20分)
この落語は、上方落語「骨つり」の別バージョンと考えてもよいでしょう。しかし、細 かい部分が違っているので、「骨つり」と聞き比べていただくと面白いかも知れません。
鎌倉時代の豪傑・朝比奈三郎が登場する、豪快なネタです。
「古井戸の妖鏡 」(17分)
三重県松阪市にあったと伝わる、大河内明神再建の物語を、小泉八雲が纏めました。
現 在、大河内神社はありますが、この物語の大河内明神の場所はわかりません。このような物語は、謎を含んでいる方が、興味深く聞けるかも知れませんね。
「耳なし芳一 」(30分)
父親がアイルランド人、母親がギリシャ人の明治時代の傑物・小泉八雲が著した名作に オチを付け、落語仕立てにした、不気味で、哀れな物語。
現在の山口県の赤間神社が、この噺の舞台となっている阿弥陀寺です。
四代目 桂 文我(かつら ぶんが)
昭和35年生まれ、三重県松阪市出身。昭和54年3月、二代目桂枝雀に入門し、桂雀司を名乗る。平成7年2月、四代目桂文我を襲名。全国各地で、桂文我独演会・桂文我の会や、親子で落語を楽しむ「おやこ寄席」も開催。
平成25年4月より、相愛大学客員教授に就任し、「上方落語論」を講義。国立演芸場花形演芸大賞、大阪市咲くやこの花賞、NHK新人演芸大賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞など、多数の受賞歴あり。©2023 PanRolling