実説 城谷怪談 撰集六十六
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Narrado por:
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城谷 歩
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De:
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城谷 歩
Acerca de este título
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
「俺じゃない」(27分)
ダイキさんの職場の部下の子の高校時代の同級生A君とB君は大の親友だった。
二人は高校卒業後地元の工場に就職が決まった。A君は元々ビジュアル系バンドの大ファンで、高校を卒業したらお気に入りのバンドのタトゥーを入れたいと常思っていた。
ある日有給を使って上京し、評判のいい店でタトゥーの写真をSNSにアップした。
ところが翌日…
「重たい子供」(24分)
藤根さんという女性が十九歳の時にそれを体験している。
当時彼女の回りは、同輩も先輩も空前の出産ラッシュ。子供好きで友人の多かった藤根さんは誘われるたびに生まれたばかりの赤ちゃんを見に行き、抱っこしてそれは幸せにいた。そんなある晩、彼女は夢を見た。最近赤ちゃんと接する機会が多かったためか夢の中でも赤ちゃんを抱いている。本来嬉しいはずの夢なのだが夢を見ている俯瞰の意識が「まずい」と警鐘を鳴らしている。
目が覚めた時、金縛りにあった藤根さんが目の当たりにしたのは…
「アユミとアイ」(26分)
順子さんがまだ高校生の頃。深夜、ふと目が覚めて見上げた先にはおかっぱ頭の少女の顔が浮かび上がっていた。動揺する順子さんをよそに頭の中には「アユミが来たよ」という声が響き...。
「残留思念」(19分)
田崎さんという三十代の主婦の女性はご主人と二人暮らし。数年前に住んでいた2LDKの アパートでの出来事を忘れられない。
旧国道沿いにあったそのアパートは全ての部屋にドアが付いており、空間をきちんと区画できる造りでご主人がとても気に入っていた。田崎さんも特段不満は無かったのだが...。©2020 Wataru shirotani