実説 城谷怪談 撰集五十四
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Narrado por:
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城谷 歩
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De:
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城谷 歩
Acerca de este título
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「かよちゃんのお爺さん」(32分)
友達のかよちゃんにはお爺さんがいて、家の中で遊んでいると容赦なく怒鳴られた。
かよちゃんもお爺さんが嫌いで、よく失敗談を聞かせてくれたものだから親近感を覚えていった。やがて高校生になり、かよちゃんのお爺さんが床に臥せっていると聞いた、そんなある晩のこと。
「足首を摑む手」(30分)
高野山と言えば霊場の一つ。めぐみさんは金剛峯寺の奥の院に参詣するのを楽しみにしていた。
ところが途中で団体客が道を塞いでおり、わき道から奥の院に詣でてしまったのである。
参拝はことなく済んだが、直後背後に圧力のある気配が迫り、めぐみさんは足首に大きな手が絡みついたのに気づく。
「念」(26分)
Kさんという女性が短大生の時。学生寮の近くにあった地下歩道はいつも暗く薄気味悪かった。ある冬の日、この地下歩道を通っていると後を歩く足音に気がついた。きっと寮生の誰かだろうと気にも留めず、地下歩道を抜け横断歩道に差しかかると、車が猛スピードでやってくる。
早く渡ろうと思うのに足が動かず、轢かれると思った時に何かが彼女の髪をグイっと後ろに引いた。難を逃れたのだが、後ろには誰もいない...。
「死してなお」(23分)
おじいちゃんが亡くなったのは小学校に入学する直前だった。
。 立ち直ろうとしていた矢先夢おじいちゃんを交えた夢を見る。楽かったが、夢の中でおじいちゃんは既に死んでしまっていると気づいてしまう。
おじいちゃんに「死んだんじゃなかった?」と問うと「お前が嫁に行くまで死にゃせん」と笑い飛ばされ目が覚めた。この日の夕方、おじいちゃんは体験者の命を助けに現れる。©2020 Wataru shirotani