実説 城谷怪談 撰集二十三
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Narrado por:
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城谷 歩
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De:
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城谷 歩
Acerca de este título
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
<内容紹介>
「あと少し」(27分)
三十代、ホラー好きの女性の体験談。深夜一人きりで自室の明かりを消して観るホラー映画が癒しなのだという。古い木造二階建ての実家で襖一枚隣の部屋には恐怖映画が苦手な妹が暮らしていた。いつもは妹に叱られるため、止むなくヘッドフォンを使い妹に配慮していたのだが、そんなある日。妹が泊まりがけで遊びに行くということで、彼女は久しぶりにヘッドフォンなしで映画を楽しむことにした。
「黄昏時のボイラー室」(33分)
かつて城谷が警備員の仕事をしていた時に、同僚が聞いたある先輩の体験談。 普段は交通誘導の警備が多い体験者だったが、人手不足とベテランであるという事情から、とある改装中のビルの警備に一カ月間張り付きになった。仕事は工事関係者の入退館の管理と、1時間に1回のビル内巡回警邏で、後は管理室に座って待機をする。
事が起きたのは、とある日曜。工事は休みだが、いつも通り定時の巡回を終え管理室に戻り日誌に異常なしと記入していると、廊下の奥から足音が聞こえてきた。
「姉に憑いた子供霊」(33分)
当時三十代半ばの体験者の女性は、幼稚園に通う娘を持つ専業主婦で、建売新築の戸建てを購入し幸せに暮らす普通の女性だった。
しかし、家族を送り出したその足で、彼女は決まって妹の部屋に毎日通ってくるようになった。聞けば、姉は家に独りではいたくない事情があると言う。新築の家で一体何が起きていたのか。さらには、妹が姉に言えない秘密までをも語りだした。
「念書」(31分)
かつて、先輩の紹介でアルバイトをすることになった体験者の男性。紹介された仕事は闇金融の取り立てだった。初めの内は、思い描いていたような反社会勢力の荒々しさは殆ど感じられなかったのだが、いざ現場に赴いてみると、そこには追い詰められた悲惨な借主と冷酷な取り立ての現実が待ち受けていた。
<城谷 歩(しろたに わたる)>
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年~2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com©2019 Wataru Shirotani