実説 城谷怪談 撰集二十一
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Narrado por:
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城谷 歩
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De:
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城谷 歩
Acerca de este título
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
<内容紹介>
「帯広の廃ラブホテル」(36分)
警察学校を卒業して間もない若い警察官は、初め必ず交番勤務に就く。体験者も、平和な地域で物騒な事件も起きない帯広市内の交番に配属され、穏やかに日々を過ごしていた。
その日、一人交番にて留守番をしていた折、静寂を打ち破るような無線が入った。ノイズ交じりの女性警官の声は「管理区域内の廃ホテルで行方不明者の報、至急現場に急行されたい」との指示。
珍しいこともあるものと、現場に駆けつけた彼を待ち受けていたのは…。
「怪談バーの怪」(30分)
城谷が札幌にオープンした怪談バーに勤め始めて間もない頃。
試演にてスタッフから評判も良い新席「こっくりさん」を披露することになったのだが、いざお客様の前で語り始めると、通算で八回、機材トラブルが発生してしまう。
単なる機材の故障か、それともそのエピソードが霊障を引き起こしているのかを検証しようということになり、早速ノーゲストの回にて行われることとなった。
すると、誰もいないはずの店内に足音が聞こえるという女性スタッフの発言を皮切りに、その後、続々と異常な現象が襲い掛かることになり…。
「雨に紛れて」(28分)
体験者は都内勤務のサラリーマン。
朝から篠つく雨の日曜日、どことなくだるい体をやるせなく持て余しながら、近所のパチンコに出かけると、いつしか帰宅時にはすっかり夜になってしまっていた。雨は土砂降り。
体調の悪さから早く帰りたい一心の彼は、普段通らない脇道に足を向けた。住宅街のなお一層に狭くなったアスファルトの道は暗く人通りもない。
と、背後からパシャン…パシャンと足音が近づいてくる音が聴こえ…。
「長野県某宿奇談(後編)」(33分)
巻17に収録されているエピソード「長野県某宿奇談(前編)」の後編。
大学卒業の為の合宿先の宿で暇を持て余した、六人の学生が夜の宿内を散策して目の当たりにした異様に意気消沈してしまった後、気分転換をしようと同じ敷地内にある体育館に忍び込む。
宿は元学校の建物だったからだ。
体験者を含む六人は一部の水銀灯をつけ、バスケットボールを見つけてスリーオンスリーに興じ始めたのだが、暫くして、疲れた体験者は輪を外れ離れたところで壁にもたれかかり煙草に火をつけた途端、体が動かなくなり、耳が遠くなったかのような錯覚に陥るのだが…。
<城谷 歩(しろたに わたる) >
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年~2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com©2018 Wataru Shirotani