実説 城谷怪談 撰集三十八
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Narrado por:
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城谷 歩
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De:
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城谷 歩
Acerca de este título
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「カウントアップ」(31分)
体験者の30代男性は、10年以上前に神奈川県下の地下にある3LDKのマンションを購入した。
ある夜中の出来事だ。トイレに起きてくると廊下からボンヤリ光が漏れている。
光の出元は浴室だが電気の消し忘れとは違う仄かな灯で、気になって見に行くと通電していないはずの 浴室用テレビがほんのりと光っていた…。
「三面鏡」(32分)
城谷がまだ小学生の頃、実家の物置部屋で古い三面鏡を見つけた。
鏡は魔力があるとか、合わせ鏡をしてはいけないだとか言われているが、その三面鏡にもそうした力があったのかもしれない。
こっそり三面鏡を覗いた晩だ。一人起きだして用を足した後、視線の先にある洗面の鏡に違和感を感じる。
そこには自分ともう一人、女の姿がはっきりと映っていたのである。
「マンションのヒビ」(24分)
大坂出身の50代の男性は幼少のころから強い霊感を持っている。彼がまだ小学生の頃だ。
新聞配達のアルバイト をしていた地区で、一棟のマンションが立ち入り禁止になった。
聞けばそこに住む女子高生が 飛び降り自殺をしてしまったとのこと。
その事件は思いもよらない展開と、大きなひび割れに込めた念を 後日、顕すこととなった。
「消えた」(33分)
声優になりたい一心で日々レッスンやオーディションを受ける人は全国に大勢いる事だろう。このエピソードの主人公も正にそうした夢に燃える若い青年である。
なかなか思わしい成果を上げられず、 生活のためのアルバイトにいそしんでいたのだが、遂に大きな仕事のオーディションで最終選考まで選ばれるという好機がやってきた。 ところが彼は前日高熱をだしてしまう…。©2019 Wataru Shirotani