大木ミノルの腐怪話 二十
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Narrado por:
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大木 ミノル
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De:
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大木 ミノル
Acerca de este título
映画監督を本職とし、これまで多くの心霊映像の鑑定依頼を受けてきた大木ミノルによる初の怪談集。
業界人による体験談を関係者からの秘話を交えて話す。
殺人事件や心理描写までを、まるで映像を見ているかのように語る新感覚の怪談。
多くの怪談イベントで著名怪談師から絶賛され、カルトファンを生んだ映画監督・大木ミノルによる実話怪談。
内容紹介
【霊視犬】(22分)
友人の内山くんは地方のテレビ局でプロデューサーをしている。 彼の番組で『霊視調査』というのがあって、少し評判になった事があった。
ある日、高校時代の同級生のAさんから「2年ほど前に行方不明になった妻を番組で探してもらえないだろうか」と頼まれてしまう。そこで内山くんは、アンヌさんという犬好きの霊媒師を連れて、Aさんの奥さんの霊視調査を始めた。
しかし、霊視調査は思わぬ方向に展開することになり…。
【中岡千里事件簿 映画撮影】(33分)
昭和の中期になると祖父で霊媒師の中岡千里は家で独り、死を待つように過ごしていた。そこに息子の源権がやってきた。
源権は映画照明の仕事をしていて、名優・長谷川一夫などの大御所から「源ちゃん」と呼ばれ、気に入られていた。
あるホラー映画の撮影現場で次々、奇怪な事件が発生し、監督のNが「君の父さんにお祓いを頼んで欲しい」と言ってきたのだが、源権は「父親は歳だから」と言って断った。しかし「真似ごとだけでいい」と言われ、無理やり承諾させられ、千里に頼みに来たのであった。
【ストーカーの髪】(17分)
ミュージシャンの山宮さんは、30年前に不思議な体験をされたそうです。 当時は人気の絶頂で、インディーズ系バンドとはいえ、ライブをすれば一万人近くのファンが集まったそうです。
その中にストーカー的なファンの女性がいた。
ある日彼女がプレゼントしてくれたベルトは、時価にして三百万円はするであろうダイヤモンドが埋め込まれており、山宮さんは驚いたそうです。 しかし、あくる朝、目が覚めてみると、そのベルトがなぜか失くなっていて…。
【幽霊一家】(18分)
吉崎藍さんは家族で出かけるのが好きでした。
ある日、長男のママ友に教えて貰った曖昧な情報を頼りに、家族でキャンプに行くことになりました。
山に着き料理をしていると、一番下のレンカちゃんが行方不明になる。 あわてて探していると、見知らぬ男性が連れてきてくれたと言います。 しかし、その男性は「僕たちのキャンプ場へいらっしゃい」と執拗に藍さんを誘うのでした…。
【朝の幽霊】(11分)
会社員のAさんは通勤のため、朝早く『緑の小道』と呼ばれる川を埋め立てた公園の道を歩いていると、両脇に男女がずらっと並んで立っていました。 恐る恐るその真ん中を通っていると、突然、老人が目の前に現れて「お前さんは彼らが見えるのだね?」と言ってきました。
大木 ミノル(おおき みのる) プロフィール
1967年生まれ、大阪出身 映像作家
大手企業開発部会長代理、カメラアシスタントなど特異な職歴を経て、映像会社AMiエンターティメントを創設。
「時空脱獄NINJA ジライヤ」「力ーTAROU」「恋の映画を作ろう」など25本の映画を監督し、OVAを中心にレンタル業界でヒットを飛ばし続けてきた。
また、300本以上の洋画・邦画のDVDに携わり、中でも「死ノ動画」「警告動画」など心霊映像の監修も30本近く手掛けている。
また、著名怪談師とも交流が深く、中山市朗氏や稲森誠氏などの怪談イベントに参加して怪談を披露し、多くの怪談ファンから『最も怖い映画監督』と評価を得た。
映像の他に、シアターOMの「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズの台本を執筆するほどのシャーロキシアンであったり、奈良CSTV「奈良町わいがやTV」の準レギュラー、映画館シアターセブンの「トンデモシネマ」イベントのMCなど、多才な仕事ぶりでも有名。©2022 Ichiro Nakayama