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高橋御山人の百社巡礼/其之十一 愛媛・石鎚山 西日本最高峰に 究極の天狗あり

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高橋御山人の百社巡礼/其之十一 愛媛・石鎚山 西日本最高峰に 究極の天狗あり

De: 高橋 御山人
Narrado por: 高橋 御山人
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Acerca de este título

愛媛県に聳える西日本最高峰・石鎚山は、西日本最高峰。 古くから修験の聖地であり、「日本七霊山」の一つとして称えられるこの山は、 修験道の開祖・役小角によって開かれたという。 それだけでなく、役小角は「法起坊」なる大天狗となって、この山に住まうという。 天狗は修験の山につきものだが、修験の開祖自身が天狗となった法起坊は、 日本の数ある天狗の中でも別格とされる。 石鎚山の天狗信仰は深く、険しいこの山の内でも特に険しい、 切り立った断崖の上に聳える頂上の岩山は、その名も「天狗岳」という。 登っていると宙を飛んでいるかのような錯覚に見舞われる天狗岳は、 呪法により空を飛んだと伝えられる役小角が天狗となった山にふさわしい。 登山道には、太く長い鎖を伝って、垂直に近い高い崖をよじ登る箇所もある。 素人が登れば、心臓も苦しくなり、途中で休んでも、上も断崖下も断崖、 進むも退くもままならず、鎖の道を選んだことを後悔させれるが、結局進むしかない。 まるで人生そのもののようなこの鎖場に、修験の真髄を垣間見る。 今も修験の聖地として西日本一円の信仰を集める石鎚山の神を祀るのが、 麓から頂上まで幾つかの社殿を持つ石鎚神社だが、 神社神道の枠内だけでは納まり切れず、 「石鎚本教」なる修験を実践する宗教団体を立て、海外にまで分社を建てている。 それほどまでに今も人を引き付ける、石鎚山、修験とは何なのか。 以前の出羽三山に引き続き、「山岳遭難神主」高橋御山人と、 尋常ならざる社会の荒波をかいくぐった「現代社会の山伏」盛池雄峰が考察する。/語り:高橋御山人/聞き役:盛池雄峰2014 リブラ・エージェンシー Reportajes y artículos

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